現場にて その3
その2の続きです。これで最後です。
現場は、こんなものを作っている工場の倉庫で、すぐ近くの店舗の駐車場にはこんなものがあります。
翌日の地方新聞によると、鉄骨スレート造り倉庫2棟、約1千平方メートルを全焼、とのこと。
鎮火まで14時間以上かかり、近隣町村の消防団への応援要請もあったそうで、夜通しの消火活動が行われました。
消火活動中の消防署員や消防団員のケガもあったとか。
夜中に一度だけ救急車のサイレンの音を聞いていますが、何時頃のことだったのか、また、この火災と関係があるのかはわからずじまいです。
夜間だったし、倉庫ということもあって、火の気はないはず、との社長のコメントもありました。
私は、2棟あったことは撮影中は全く気づかず、鎮火した翌日に改めて現場を撮影していて知りました(この時、新聞はまだ読んでいませんでした)。
また、倉庫の壁に使用されている断熱材が燃えることで発生する有毒ガスに気をつけるよう、風下にあたる町の中心部では注意喚起の放送か何かが流されたと聞きました。
我が家は幸いにも風下になることはなく、撮影中もそうでない時も煙に包み込まれるようなことは全くありませんでした。
14時間以上も燃え続けた火災現場では、その後現場検証が長い時間行われたようです。
そして、県道をはさんだ向かいの工場では、火災のあった翌日から操業を再開していて、いつも響いていた大きな爆発音が時々響き渡っています。
画像はすべて鎮火した翌日の8/6に撮影したものです。
8/6 10:24
8/6 10:25
8/6 10:25
8/6 10:27
8/6 13:53
これで終わりです。
>現場にて その1
>現場にて その2
【後日談などなど】
私がリアルに建物火災を見たのは、今回が3回目です。
1回目は、中学生の頃で、さほど遅くない夜に、当時の我が家と中学校の間にある一軒家が全焼しました。
翌日だったか、全焼してしまった家を横目に見ながら登校したことを覚えています。
2回目は、受験シーズンだったと思うので17か18歳頃だったと思います。
受験地へ各駅停車の電車に乗って移動中、線路沿線の一軒家がまさに燃えていました。
電車は、燃えさかる家の横を徐行しながら通過しました。
家の真横を通る時には、硝子越しにその炎の熱さを感じた記憶だけ残っています。
そして、今回の倉庫火災でした。
数日間は、水道の音が小さなサイレンの音に聞こえてしまい、窓の外をたびたび見ていました。
我が家の水道は「ひゅー」という小さな音がすることがあり、特にシャワーでよく聞こえるのですが、脳内で勝手に変換されてしまったのかもしれません。
サイレンそのものはそんなに長時間聞いたわけではないんですけどね。
もう今は「ひゅー」は、「ひゅー」にしか聞こえません。
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コメント
火事は嫌ですなぁ。
この夜は空気が臭かったので、その時から燃えていたのかもしれませんね。写真で見ると、なるほどよく解かります。
結局、原因はなんだったんでしょうね?
口の悪い人が言うには、もっと早く消火できたけど、保険上全焼扱いにするため、消防立会いで燃やしていたとも訊きます。
恐い恐い。
投稿: よっかー | 2010年8月14日 (土) 15時14分
よっかーさん
今頃気づいたのですが、かなりお近くでしょうか(笑)。
我が家はずっと風下になることがなかったようで、
ホント臭いも煙も感じなかったんですよ。
原因はよくわかりませんが、
あくまで噂は噂ということで。
それにしても、こういう経験は出来れば二度としたくないですね。
投稿: 葉菜 | 2010年8月14日 (土) 20時55分
どうも(^^ゞ
私は今の住所になって22年になりますが、その間に同じご町内(常会)で5回は火事を見てます。
あまりの事なので常会の防災係になってますが、皆さん気をつけていただきたいですね。火災放置器、消火器は常備しましょう。
投稿: よっかー | 2010年8月16日 (月) 00時12分
よっかーさん
22年で5回ですか、しかも同じ町内で。
それはすごいですね。
住宅密集地の火災も怖いですが、
我が家は集合住宅なので、火災はより怖いですね。
投稿: 葉菜 | 2010年8月16日 (月) 20時51分