道端の花たち 47 オオキンケイギク、ホソバハルシャギク(?)、キバナコスモス
たぶん、一番上はオオキンケイギク(大金鶏菊)だと思います。
北アメリカ原産で、明治時代頃に鑑賞用として日本に入ってきたとのこと。
2006年に特定外来生物に指定されたため、栽培が禁止され、駆除の対象になったそうです。
繁殖力が強く、河川敷などにすぐに広がってしまうのですが、河川敷固有の在来種を駆逐してしまうため、指定されたとか。
グランドカバーとして利用されていたこともあったためか、草地や土手などで今でもこのように普通に見かけます。
園芸店などで見かける“キンケイギク”は別の園芸種の花で、こちらは特定外来生物には指定されていません。
これを調べていてわかったことなのですが、この花とそっくりの花があります。
それは同じキク科ハルシャギク属のホソバハルシャギク(細葉波斯菊)です。
見分け方はやはり葉っぱです。
それで、改めて撮影現場に行ってみましたが、葉っぱの付き方などから一番上の画像はオオキンケイギクで間違いないと思うのですが、少し離れた花壇を通りがかると2番目の画像の花が咲いていました。
葉っぱの様子などから、これがホソバハルシャギクかな、と(今ひとつ確証がありません)。
また、よく似た花としてキバナコスモス(黄花秋桜)がありますが、これも撮影できたので一番下に掲載してみました。
ちなみに、キバナコスモスはキク科コスモス属で、普通のコスモスとは葉っぱが少し違います(オオキンケイギクなどの葉っぱともかなり違います)。
この撮影は、大げさに言うと少しだけ命がけでした。
この10mくらい下には最後の清流“四万十川”が流れていて、急斜面をコンクリートで固めてあります。
その隙間に普通のコスモスと共にこのキバナコスモスも咲いていて、足場を確かめながら下を向いての撮影です。
四万十川を絡めた写真を撮影をするほどの余裕も全くなく、足を滑らせると…という状態だったので、2枚が限界でした。
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